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コードブルーを見る度に思い出す!救急医療の有難さ

 今、テレビで放送中のコード・ブルー  3rdシーズン】を見ていると、一年前に救急車で運ばれた時のことを思い出します。

コード・ブルーの中で、事故でケガをしてとても痛そうな負傷者…そこに寄り添う救急隊員、治療しているドクターやフェロー、人ごととは思えません。

私が救急車で運ばれた時に感じた「救急医療の大切さ」と、私が住んでいる香川県には救急車のスマートフォン医療連携システムがあり、そのおかげで迅速に病院に運んでもらえた話。そして、その元となっている佐賀県の救急車iPadとドクターヘリについての話を紹介させて頂きます。

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  スマートフォンの救急医療情報システム

私はこの救急情報システムのおかげで迅速に病院に搬送してもらえました。

 ケガをした日、1人暮らしだった私は、夜の7時頃…仕事から帰宅して朝顔に水やりしようとベランダに出た瞬間、ジョウロを持ったまま転倒しました。

転倒した瞬間は何が起こったのか全く分かりませんでした。すぐに脚の付け根辺りに強烈な痛みがでて全く動けなくなっていて、寝返りすらできない状態でした。1人暮らしなので誰かが後から帰ってくるということもないですし、部屋の中にある携帯を取りに行くこともできません。「誰か聞こえませんか?」と何度か叫びましたが誰からも返事はありません。このままベランダで一夜を過ごすかもしれない!と痛みと恐怖に耐えながら、体力を消耗しないよう、少し時間をおきながら必死で叫びました。

10分程経った頃…「どうかしましたか?」と返事が返ってきました。隣の部屋の人がたまたまベランダに出て気づいてくれ、救急車を呼んでくれました。

「助かった!!!」…あのときの気持ちはきっと一生忘れることはありません。

 私の部屋は2階で、転けたのはベランダで玄関は鍵がかかっています。隣の部屋の玄関から入った救急隊員がベランダをつたって入って来てくれ、私は無事に助け出されました。

私の住んでいる香川県は救急車のスマートフォンの医療連携システムで繋がっていて、その日は救急当番医が2つあり「どちらがいいですか?」と聞かれたので、家から近い方の病院をお願いし、スムーズに搬送してもらうことができました。後で知ったのですが、この時に私のケガのことなど、一定の情報が搬送先の病院に伝わっていたのだそうです。それでより早い処置を受けることができました。

コード・ブルー」でもフェローが携帯しているカメラを通して、先輩ドクターが現場の患者さんの状態を確認しているシーンがよくありますが、最近の医療と通信システムの進歩ってすごいなと思います。

医療Netさぬき

香川県には、前述した救急医療情報システムというものがあり、救急車の隊員の方が、効率的な搬送のためにスマートフォンを使ってどの医療機関に搬送したらいいかなどを調べたり、医療機関スマートフォンデジタルペンを使って患者の情報を医療機関に送るようになっています。このシステムとは別に、香川県には一般の人がインターネットから当番医や近くの医療機関を探せる『医療Netさぬき』というシステムもあるのですが、詳細については別の機会に書かせて頂きます。

 

tankakanta.hatenablog.com

 

  佐賀県救急車iPadとドクターヘリ

私がこのシステムについて知ったきっかけは、2013年に開催された第3回 神戸医療イノベーションンフォーラムで、円城寺雄介さんの話(プレゼン)を聞いたことです。

話の内容は、

佐賀県庁の職員で医務課に着任した円城寺さんが「まずは救急の現場を知りたい!」と救急車に自ら希望して同乗し、救急車で駆けつけても病院の情報がない為に救急隊員が電話をかけ、受け入れ先の病院を探すしかないという現状を目の当たりにし、そして、iPadを使って救急車で搬送先検索をするシステムを構築した話でした。 

最初の頃は救急隊員にノートPCを持ち込む相談をすると叱られた話や、スマートフォンでは「小さくて情報が見えずらい」ともっと叱られたそうです。その後、佐賀県では救急車の搬送先の病院が集中することも緩和できたそうです。ドクターヘリも導入されています。

実はこの佐賀県のシステムが元で、香川県以外の府県も同じようなシステムが導入されているそうです。

 

現在は下の記事のように医療版「JAF」をつくろうという取り組みもあるそうです。

techon.nikkeibp.co.jp

私の従兄弟も1年半前に野球の試合で(手術が必要な)骨折をし、救急車で運ばれました。その時には日曜でしかも大きなケガということもあり、救急隊員が、デバイスで救急対応してくれる病院を探しては電話で受け入れできるかの相談をしてくれたそうですが、4つ目の病院でやっと受け入れてくれ、搬送開始までに20分以上の時間がかかったそうです。そして、自分が住んでいる県の隣りの県だったのですが、「県を越えての搬送はできない」とのことで、いったん救急搬送されてから、後日、自分が住んでいる県に転院したのですが、そのことも「どうにかならないものか?」と思ったそうです。

調べてみると、県外への救急搬送を区域外搬送というそうで、関東や近畿圏では搬送されることもあるようです。自治体の垣根を越えての搬送についてもガイドライン作りの話が進んでいるという記事もあります。色々な決まりもあると思いますが、希望を持って注目していきたいと思っています。

最後に…あの時、救急車の中で痛いと泣き叫んでいた私を励ましてくれた救急隊の方、有難うございました。

 

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